お知らせ
第17回PCCフェスティバル開催しました
2012年3月4日、初倉地域総合センター「くらら」にて、第17回PCCフェスティバルを開催いたしました。
今年は38家族、60名の方にご参加いただきました。
島村 麻子先生
今年のテーマは「震災」
東日本大震災から約1年が経過した今もなお、多くの方や動物が避難生活を余儀なくされています。
そこで今回の講演は、震災後、「被災地のペット医療費助成」を発案・実施された獣医師 島村麻子先生(アニコムホールディングス株式会社)を特別講師にお招きしました。
島村先生は冒頭、「大きな災害が起きたとき、あなたならどうしますか?」と参加者に問いかけました。
ご自身が撮影された写真を紹介しながら、「現地を撮影するということは、撮影した近隣に住む方の目に触れたとき、辛い思いをさせてしまうのではないか、とてもためらいました。」と現地入りした時の心境を話してくださいました。
避難所では動物の苦手な方への配慮・ペット同士のトラブルを防ぐために予防医療と日常からのしつけがとても重要である、とおっしゃっていました。
これはペットの身を守るためだけでなく、飼い主様自身の負担を軽減する事にもつながります。
避難所や各ご家庭を訪問し多く目にしたのが、ストレスによるものと思われる下痢や体重減少、病院に行けなかったことによって起きたと思われる持病の悪化だったそうです。
これはペットの身を守るためだけでなく、飼い主様自身の負担を軽減する事にもつながります。
避難所や各ご家庭を訪問し多く目にしたのが、ストレスによるものと思われる下痢や体重減少、病院に行けなかったことによって起きたと思われる持病の悪化だったそうです。
被災地の動物病院では、保有している薬などを無償で提供し被災動物の治療にあたっていたものの、提供できる薬の量には限界があり、自身も被災者であるため料金を頂かなくては生活も治療も成り立たない。患者様側もペットを治療して欲しいが仕事もなく、治療費を払えない。
このようなことで病気の悪化やペットを手放さざるを得ないケースが多くみられたそうです。
そこで島村先生は「被災地のペット医療費助成」を発案・実施されました。
ペットを飼うご家族にとって、これ程心強い制度はなかったと思います。
このようなことで病気の悪化やペットを手放さざるを得ないケースが多くみられたそうです。
そこで島村先生は「被災地のペット医療費助成」を発案・実施されました。
ペットを飼うご家族にとって、これ程心強い制度はなかったと思います。
講演の中では、被災者のインタビュー動画も流れました。
ペットを抱いたまま津波に巻き込まれ、「この子の為に何としても助かる!!」という強い思いで水の中何時間も耐えた、といインタビューには胸が締め付けられる思いでした。
「この子がいなかったら諦めていたかもしれない」と・・・。
現地の状況・ボランティアの活動状況・被災者と被災どうぶつのお話は、メディアでは聞くことの出来ない内容も多く、災害対策方法やペットの医療・しつけ方法など、改めて考えることができました。
「ペットを守る!家庭でできる災害対策」
の話は、当院獣医師の志賀壮一郎が行いました。
ペット連れでの避難方法や心構え、感染症予防の重要性、各ご家庭でできる具体的な対策を紹介させていただきました。
の話は、当院獣医師の志賀壮一郎が行いました。
ペット連れでの避難方法や心構え、感染症予防の重要性、各ご家庭でできる具体的な対策を紹介させていただきました。
質疑応答の時間。
島村先生ならびに志賀獣医師の講演に対する疑問・質問を参加者の皆様から直接うかがうことができ、スタッフにとっても非常に貴重な時間となりました。
島村先生ならびに志賀獣医師の講演に対する疑問・質問を参加者の皆様から直接うかがうことができ、スタッフにとっても非常に貴重な時間となりました。
今年は展示ブースを設けました。
写真パネル展示コーナー
「東日本大震災 被災動物救護活動」
協力:社団法人 日本臨床獣医学フォーラム
撮影:苗村真千子様・村田友裕様
写真パネル展示コーナー
「東日本大震災 被災動物救護活動」
協力:社団法人 日本臨床獣医学フォーラム
撮影:苗村真千子様・村田友裕様
フェスティバルでは募金箱を設け、参加者皆様より16,655円の募金をおよせいただきました。
この義援金は
「日本臨床獣医学フォーラム東日本震災復興支援委員会」
を通じて被災地へお届けします。
ご協力いただいた参加者の皆様、ありがとうございました。
この義援金は
「日本臨床獣医学フォーラム東日本震災復興支援委員会」
を通じて被災地へお届けします。
ご協力いただいた参加者の皆様、ありがとうございました。
ふれあい訪問活動展示コーナー。
活動中の写真を用いて紹介しました。
活動中の写真を用いて紹介しました。
ペット写真コンテストのコーナーは、ほのぼのとする作品に多くの笑顔が見られました。
皆様もふれあい訪問活動や写真コンテストに参加してみませんか?
毎年恒例となりました、長寿動物表彰。
表彰基準になる15歳は、人間で言うと約74歳にもなるのです。
表彰対象となったのは、わんちゃん5頭、ねこちゃん12頭でした。
表彰基準になる15歳は、人間で言うと約74歳にもなるのです。
表彰対象となったのは、わんちゃん5頭、ねこちゃん12頭でした。
飯塚キチエモンちゃん(18歳2ヶ月齢)
ワンちゃん最高齢のキチエモンちゃんは昨年に続き、最高齢犬として2度目の表彰となりました。
ワンちゃん最高齢のキチエモンちゃんは昨年に続き、最高齢犬として2度目の表彰となりました。
水口エミちゃん(22歳8ヶ月齢)
ワンちゃん、ネコちゃんの中で最高齢での表彰です。
ワンちゃん、ネコちゃんの中で最高齢での表彰です。
水口様ご協力のもと、会場ではエミちゃんの一日
をスライドでご紹介させていただきました。
「仏壇にお供えしたお水しか飲まない」
とのエピソードには、会場内では笑いがこぼれました。
お水を飲む姿がとってもかわいらしいですね。
をスライドでご紹介させていただきました。
「仏壇にお供えしたお水しか飲まない」
とのエピソードには、会場内では笑いがこぼれました。
お水を飲む姿がとってもかわいらしいですね。
ご家族の方から長寿の秘訣を教えていただきました。
水口様、飯塚様ともに
「長寿の秘訣は、この子の生まれ持った素質です!それと、定期的に病院へ通っていることですね」
と、お話くださいました。
エミちゃん、キチエモンちゃんに対する深い愛情が感じられました。
フェスティバルのしめくくりは、参加者皆様が楽しみにされているペット写真コンテスト。
今年は10作品ご応募いただき、準グランプリ2作品、グランプリ1作品を選出いたしました。
どの作品も力作揃いで、選考には非常に悩みました。
まずは準グランプリに選ばれた2作品のご紹介です。
今年は10作品ご応募いただき、準グランプリ2作品、グランプリ1作品を選出いたしました。
どの作品も力作揃いで、選考には非常に悩みました。
まずは準グランプリに選ばれた2作品のご紹介です。
「仲良し」
亀山様 ペコちゃん・ラブちゃん
ソファーの上に乗り、外の景色を眺めながら楽しそうに会話をしているようです。
一体どんな会話をしているのかな?
亀山様 ペコちゃん・ラブちゃん
ソファーの上に乗り、外の景色を眺めながら楽しそうに会話をしているようです。
一体どんな会話をしているのかな?
「ノビ~っ 手はパ~」
成岡様 バロンちゃん
6頭の中で、一番小さいのに女王様のバロンちゃん。
お昼寝から目覚めたところをパシャリ。
見事に手がパ~っとなっていますね。
成岡様 バロンちゃん
6頭の中で、一番小さいのに女王様のバロンちゃん。
お昼寝から目覚めたところをパシャリ。
見事に手がパ~っとなっていますね。
見事グランプリに輝いたのは・・・・
「ムカッ」
福沢様 えんちゃん・きずなちゃん
とても仲のいい2頭ですが、
えんちゃんがきずなちゃんを突き飛ばしてしまう事がしばしば・・・。
転んだ瞬間の顔は、怒っているかのようにほっぺが膨らんでいます。
ほんの一瞬を撮影した素晴らしい作品です。
福沢様 えんちゃん・きずなちゃん
とても仲のいい2頭ですが、
えんちゃんがきずなちゃんを突き飛ばしてしまう事がしばしば・・・。
転んだ瞬間の顔は、怒っているかのようにほっぺが膨らんでいます。
ほんの一瞬を撮影した素晴らしい作品です。
写真コンテストグランプリ受賞の様子
PCCフェスティバルにご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
また、今回ご参加いただけなかった方も、この写真を通して少しでも雰囲気を感じていただければ幸いです。
PCCフェスティバルは毎年3月に開催しておりますので、来年も皆様のご参加をお待ちしております。