獣医師によるコラム
心臓病とフード
「うちの子は心雑音があって薬を飲んでいる」
という方も多いのではないでしょうか?
心臓病は犬の死因の第2位であり、そのうち95%が後天性の心臓病です。
症状は、咳、運動不耐性、呼吸困難、場合によっては急死することもあります。
心臓は全身に血液を送り、酸素と栄養を供給するという重要な働きをする臓器です。
心臓病になると、ポンプ機能が低下し、全身の血液循環が悪くなります。循環の悪化は、再び全身の血液が戻ってくる心臓に影響し、悪循環を繰り返すことになります。
心臓病が見つかった場合、これまでの治療のメインは、薬(ACE阻害薬、強心剤、利尿剤など)でした。
という方も多いのではないでしょうか?
心臓病は犬の死因の第2位であり、そのうち95%が後天性の心臓病です。
症状は、咳、運動不耐性、呼吸困難、場合によっては急死することもあります。
心臓は全身に血液を送り、酸素と栄養を供給するという重要な働きをする臓器です。
心臓病になると、ポンプ機能が低下し、全身の血液循環が悪くなります。循環の悪化は、再び全身の血液が戻ってくる心臓に影響し、悪循環を繰り返すことになります。
心臓病が見つかった場合、これまでの治療のメインは、薬(ACE阻害薬、強心剤、利尿剤など)でした。
心臓病の病態
しかし!!
近年の動物栄養学の進歩により、心臓病の動物に有効な栄養素が含まれたフードが発売されるようになりました。
・心臓病のステージに合わせたナトリウム制限
(ナトリウム量が多いと、循環血液量が増えて、心臓の負担が増加します)
・心筋の保護に有効なタウリンやL-カルニチン
・循環改善に有効なL-アルギニン
など、心臓病の犬に最適・有効な栄養素が豊富に含まれています。
これからは、薬だけではなく、栄養学的にも心臓のケアができるようになりました。
近年の動物栄養学の進歩により、心臓病の動物に有効な栄養素が含まれたフードが発売されるようになりました。
・心臓病のステージに合わせたナトリウム制限
(ナトリウム量が多いと、循環血液量が増えて、心臓の負担が増加します)
・心筋の保護に有効なタウリンやL-カルニチン
・循環改善に有効なL-アルギニン
など、心臓病の犬に最適・有効な栄養素が豊富に含まれています。
これからは、薬だけではなく、栄養学的にも心臓のケアができるようになりました。
心臓病に有効な栄養素
食事療法と薬による心臓病の治療
このようなフードを心臓病の初期から取り入れることで、心臓病の進行を抑える
必要な薬の種類と量を最小限にする
などの効果が期待されます。
処方食は心臓病が悪化して食欲が低下してからでは導入が難しいことから、食欲のある初期の心臓病からの開始をお勧めします。
今の心臓病の治療に、フードによる効果をプラスしてみてはいかがでしょうか?
心臓病の愛犬と、より長く、より快適な生活が送れるように、私たちスタッフからの提案です。
★ 当院では試供用フードもありますので、ご希望の方はスタッフまで声をおかけください。
画像提供:共立製薬