獣医師によるコラム
熱中症に注意!!
犬は人に比べて熱中症になりやすい!!
犬は暑さに弱い動物です。 一番の理由は、人のように全身で汗をかかないことです。人は全身で汗をかいて熱を発散しますが、犬は足の裏しか汗をかきません。
代わりに「パンティング」といって口を開けてハァハァと速い呼吸をして熱を逃がしますが、発散量は限られています。
人が肌寒いと感じるくらいが、犬にとっては快適な気温です。
熱中症予防策するには?
閉め切った家の中でお留守番する時には
冷房をかけてあげましょう。
さらに、直射日光が当たらない場所にゲージを置いたり、カーテンを閉めるなどの工夫もお忘れなく。
外飼いの子には、風通しが良く、暑くても日陰に移動できる場所を提供して下さい。
日中のお散歩は控えましょう。
犬は地面のすぐ近くを歩いています。地面の近くは日光の照り返しを受け、私達が感じている以上に暑いのです。夏場の散歩は、早朝もしくは日没後が良いでしょう。
遊びもほどほどに。
人は暑ければ動きたがらないのが当然ですが、犬は楽しいと制御できなくなってしまう子がいます。過度な運動で急激に体温が上昇し熱中症になることもあるので、ある程度のところで止めてあげて下さい。